ギター講座(7) 難しい8ビート・ストロークに挑戦
Fが出来たところで、基本コードについては一段落できます。ここでは複雑なシンコペーションを含んだ、色んなパターンの8ビート・ストロークにチャレンジしてみます。
ここからダウン・ストローク、アップ・ストロークについては専用の記号を使います。
この記号は一般的に広く使われているものなので、覚えておくといいでしょう。
基本的なシンコペーション
2小節目のFからCへ行くところが難しいです。アップストロークの部分でCに変わるので、左手のタイミングがシビア。
小節をまたいでのシンコペーション。このように小節をまたいでコードが変わるのも常套手段で使われます。このコード進行はあらゆるジャンルの音楽で一番登場するパターンの一つ。
やや難しいシンコペーション
1小節に2回しか弾かない、音数の少ないパターンです。音数は少ないですが、下に書いているように、右手の空振りを丁寧にやることでリズムが安定します。ミスチルの「Tomorrow Never Knows」的なパターン。
休符が入っています。8分休符は8分音符と同じ時間休む記号ですので、右手で音が出ないように止めてしまいます。右の手のひら側面(小指側)を使うのが一般的。BmはFとならんで初心者が苦労する難コード。押さえ方のイメージとしてはFとほぼ同じです。秦基博の「ひまわりの約束」的なコード進行。
FM7やBmなどがわからない場合はこちらを復習してみましょう。
小節をまたいでシンコペーションが連続しますが、小節前半部分が4分、4分とくるので、音が埋まっている二つ目のものよりかえって弾きにくいかも。ビートルズの「No Reply」的なパターン。これは僕もレッスン中、シンコペーションの練習にたまに利用しています。
さてさて、いずれも少しややこしいパターンが揃っています。これが弾ければ8ビートはほとんどバッチリと言えると思います。
ただ、別に出来なくても今のところは構わないので、いくら考えても分からなければスパッと諦めて次へ行くのもいいでしょう。リズムについては様々な曲に触れていきながら、少しずつ分かるようになれば良いです。