ギター講座(4) 色々なリズムを弾いてみよう
前回まではG、C、D7の3つを使って曲を弾くところまでの内容でしたが、右手は4分音符を1回ずつ打つだけの単純なものでした。
今回はそれを少しグレードアップさせてみましょう。
8分音符を弾いてみよう
これは8分音符と言われるもの。見れば分かるとおり、1小節に音が8つあります。
これをつなげて弾くわけですが、前回のように全てを上から下に引き下ろすのではなく、今回は下から上へも弾きます。上下の往復運動で音を出す要領です。赤色で書いてある矢印は上下のどちらから打つのかを表しています。
上から下へ引き下ろすのをダウン・ストローク、下から上へ引き上げるのをアップ・ストロークと言います。
では次はこんなリズムをやってみましょう。
これは4分音符と8分音符の複合形。一見複雑に見えますが、落ち着いて考えるとすぐにわかります。茶色い数字は拍を表しているので、参考にしてください。
口で歌うと「ジャンジャンジャカジャカ」みたいなリズムになりますね。
シンコペーション
さて、次はこんなリズムを見てみます。上のものが出来ていればあまり苦労せずに弾けるでしょう。
次はこれにチャレンジしてみましょう。さっきやった物とよく似ていますが、よく見ると下に円弧が書いてあります。
これをタイと言い、結ばれた右側の音は発音せずに、前の音を伸ばし続けるというルールがあります。
これを踏まえてこのリズムの弾き方を解説すると、こんな感じになります。
タイの付いている音の右側の部分は、発音しないですが右手は動いています。これが最大のポイントで、結果的にアップ・ストロークが連続で来ることになります。こういうリズムをシンコペーションと言い、色んな曲に登場する、必須のパターンです。
ちなみに、上のリズムを口で歌うと「ジャンジャジャージャジャジャ」という風になるわけです。
コード進行にあわせて弾いてみよう
では最後に次の進行にあわせて弾いてみましょう。
コードはAm、Dm、G7の3種が前までにはなかったもの。特にDmとAmの移動は難しいです。これを弾けるとワムの「ラスト・クリスマス」が弾けます。定番の進行でもあるので、がんばって弾けるように練習してみてください。