魅惑の4和音スウィープ
前回のレッスン記事では4和音コードトーンについて取り上げました。今回はこの4和音をスウィープで高速演奏することによって、アグレッシブかつインテリジェントな響きを得ることを目的にします。
4和音コードトーンとは
詳しくはこちらの記事をご覧になって頂くとして、ざっとフォームだけを紹介しておきます。
6弦ルート
全体をまとめてスウィープで演奏することは少なく(音域も広すぎるし、難しくなりすぎる)高音側の4本のみとか、部分的に使用することが多いポジションです。
5弦ルート
場合によっては5本まとめて使う事もあるのがこちらのポジション。とはいえやはり部分的に使う事が多く、m7のポジションを下3本だけ使って演奏するなどは定番の動きになります。
実際のフレージングとして
6弦ルートCmaj7のフレーズですが、使っているのは下4本のみ。最後に7f〜10fのクロマチックラインが入ることで、より複雑な音階に感じさせます。このエリアはクロマチックの定番ポイントです。
6弦ルートC7のフレーズ。始めの1拍だけでセブンス感が強く出ます。The Chickenみたいなブルース系進行に根ざした曲はセブンスコードが多いので、定番のペンタトニックや、オルタード、コンディミみたいな変わり種以外にも、ストレートにこのままコードトーンを入れるというのも結構良い感じに聞こえます。
5弦ルートDmaj7のフレーズ。最後の9〜10f間のスライドがミソ。小指の頻度が多いので見た目より弾くのが難しいです。
どちらも5弦ルートEm7のフレーズ。
一つ目は定番中の定番。5弦ルートペンタトニックのエリアとも被るので、丸暗記しておくと便利です。
二つ目は広い音域にまたがるもの。1回高域に行きかけて戻るあたり、なかなかトリッキーに聞こえてきますが、ゆっくりであれば弾くのはそんなに難しくないです。