4和音コードトーンで楽曲を演奏する

4和音とは、1,3,5度の上に7度が付いた和音のこと。その構成音は4和音コードトーンとして、演奏やトレーニング、アドリブなどに幅広く使われています。今回はそれを把握して実際に曲のコード進行を演奏します。

4和音コードトーンとは

音が4つで構成されるコードを4和音コードといい、3つしかない3和音(トライアド)と区別される。

例えばCだと



の3つから成りますが、それにシを足して、ドミソシの4つにすると”Cmaj7”という4和音コードが誕生します。

ギターでいうコードトーンはこのドミソシを一つずつ連続で重ねて弾いていくものを指し、音同士の跳躍が激しいため、難度の高いポジションになりやすいです。

反面、響きは普通の3和音より複雑になるため、アドリブで少しこみ入った音階を演奏したいときや、コードの響きを明確に打ち出していきたいジャズ系の演奏によく使われます。

また演奏が難しいというところを逆手に取り、運指練習として使う事も多いです。

コードトーン一挙紹介

6弦ルート

maj7、7は中指からスタートし、m7、m7-5は人差し指からスタートします。

5弦ルートよりも難しく、maj7の1〜2弦部分は小指と薬指が入れ替わり登場し、かなりの難易度です。m7はほとんどペンタトニックです。

5弦ルート

全て人差し指からスタートします。maj7と7は出だしがストレッチとなるので、指をしっかり開く練習になります。このm7の形はアドリブなどでも多く用いられるので、真っ先に覚えておくと良いです。

Billy Joel “Just the Way you Are”の進行を弾く

厳密には原曲はm6やオンコードなどが登場するのですが、少し簡便にして、4種類のコードトーンで全て賄えるようにしています。

動画では僕が弾いているものが見られるので、まずはそれを真似してみてください。慣れてきたら、ポジションについて6弦、5弦ルートの両方が色々なところで使えるようにトレーニングしていくと効果的です。極めたらコード進行を見ただけで反射的に全て弾けるようになりますが、そこまで来たらアドリブでも普通に実用に耐えるでしょう。

トップへ