ギター講座(6) リズム譜を理解しよう

ここまで、とりあえずコードを押さえて弾いていくという話ばかりでしたが、ここで、基本的なリズムのおさらいをしておきましょう。

全音符〜16分音符までを理解

2-rhylength1

これは全音符から16分音符までを長さで表した表。下に行くほど音が短くなります。4/4拍子の場合、1小節は4拍あるのですが、全音符はちょうど4拍分(1小節ぶん)、その後、2分、4分となるごとに長さが半分ずつになっていきます。4分音符がちょうど1拍と同じなので、右側のバーのところに”1″と表記しています。

1拍に2個の音が入るのが8分音符。1小節には8つ入ります。1拍に4つ入るのが16分音符。1小節には16個の音が入ります。ここまで来ると、かなり速く細かく感じますね。

2-rhythmex

付点を理解

ここまでは出てきていませんが、付点というものがあります。音符の右側に点が付いているもので、これはその音符の長さを1.5倍にする役割があります。

2-rhylength2

付点4分音符はもっともよく登場しますが、通常の4分音符が 8分×2 だったのに比べ、付点4分は 8分×3 となります。

下の譜面をみると、最初の音である付点4分が、ちょうど8分音符3つ分であることが分かると思います。

dotted8th

ちなみに、ここではダウンストロークとアップストロークの記号を専用の記号で表記しています。

stroke-mark

リズムのオモテとウラ

上のリズムでもわかりますが、拍を打つ場所(① ② ③ ④ と書いてある場所)のちょうど間のところでは、右手でアップストロークしています。この部分をウラのリズムと言い、拍を打つ”オモテ”部分と対をなします。

uraomote

このウラが取れるかどうかが、リズムをしっかり取れるかという根幹の部分に関わってきますので、非常に重要な部分です。取れているようで取れていない人が多い場所なので、リズムがどうもうまくいかないという方はここをシビアに見てみると良いのではないかと思います。

ウラを取るために、こんな練習があります。

uraomote-ex

メトロノームを拍のオモテに鳴らして、音の鳴っていないその真ん中部分で音を出す練習です。×のところはギターで音を出すのですが、左手は何も押さえずに全部の弦を覆っていてください。そうすることで、音階のないアタック音だけが出ます。

これは音楽専門学校などでも行われる、リズムを鍛えるための一番基本的な練習ですが、見た目より難しいです。トライする場合は最初はテンポ60ぐらいのゆっくりからはじめてみてください。

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