ギター講座(5) アコギの登竜門 “Fコード”を攻略する

アコギの最初の壁は言うまでもなくFコードです。Fの壁にやられてギターを諦めた人はこの世にごまんといます。僕の周りだけでも数人は知っています。逆にFさえクリア出来れば、アコギは当面それほどの壁にぶちあたることもないので、長く続けることができます。

そんなFコードを攻略するために、押さえ方を詳細に解説してみましょう。

Fのフォーム

Fのフォーム
Fのフォーム

Fの押さえ方は、このように書いてあります。一番左の1フレットを人差し指で全弦カバー。これをセーハと言い、Fの難易度を上げるのに一役どころか二役も三役もかっている部分です。で、残りを5〜3弦に配置します。

指使い
指使い

たまに小指と薬指が逆転している人がいますが、上(5弦)を薬指にしておいた方が無難でしょう。

押さえ方のコツ

実際にコツといっても、必勝法があるわけではありません。そんなものがあったら、今頃Fで挫折する人はいないでしょう。ただ、気を付けておきたいポイントはいくつかあります。

正面から見たFコード
正面から見たFコード

1.親指をネックの裏側に回す

DSC_1122
これは自分の目線から見たF。親指がネックの裏に回っているのが分かります。

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親指はネックの裏側、人差し指のちょうど真裏ぐらいに位置して(赤い円)、ネックと手の間に軽く空間が空いているのが良いです。(青い円)

下のはダメな例。親指をネックの上に出したままにしていると、人差し指で全弦をべたっと押さえられません。

ダメな例
ダメな例

2.人差し指はやや丸っこい感じ

正面から見たFコード

人差し指は全部の弦を押さえるものの、ピンとまっすぐ伸びているわけではありません。やや丸っこい感じで押さえます。ただ、これは意図的にやるのは難しいかも。あまり気にせずに全部を押さえるようにしていると、自然とそうなってきます。

3.人差し指は少し側面で押さえる

DSC_1119

真上から見た写真。ネックと人差し指にやや角度がついています。人差し指真正面ではなく、やや親指側の側面で押さえるのがポイント。

4.音が鳴らなくても気にしない

実際に一撃で音が出る人は100人に1人もいないでしょう。僕も講師業を長らくやっていますが、今までで一発で音を出せた人は皆無に近いです。

音を綺麗に出すよりも先に、コードチェンジを先にこなした方が意味があります。Fを素早く押さえられるようにしましょう。Fの音が出なくても曲にはなりますが、Fが来る度にストップしていると、いつまでも曲にならないからです。

 

Fの練習をしてみよう

F ex1
ジョン・レノン「IMAGINE(イマジン)」の冒頭部のコード進行。これを延々繰り返します。Cmaj7からFへの移動ですが、薬指が同じ場所にあるので、もし出来れば外さずに置いておけるとベストです。どうしても全部の指を一度に離して、人差し指から順番に押さえがちですが、このように動きを最小限にとどめることで素早い移動が出来るようになってきます。

 

F ex2
俗に言う「カノン進行」。この進行は俗称の由来ともなったパッヘルベルのカノンを始め、スピッツの「チェリー」など色んなところで登場します。下の段にFが二つ登場。

 

F ex3
ビートルズの「Let It Be」風の進行。忙しくFが登場します。AmからFは難しいですが、かなりよくある進行なので、できるようにしておくと色々弾く際に困りません。

 

まとめ

結局、一番大事なのは、上にも書いた「音が鳴らなくても気にしない」というところかもしれません。Fの度にストップしていると、練習していても楽しくなく、繰り返すことで、嫌になってやめてしまう原因にもなります。2,3日で音が出る人はいないのだから、たとえ音が出なくても、むりやり曲をすすめていく”雑さ”がある意味で必要です。「そのうち出るさ」と安易に構えて、繰り返しやっていくと、知らない間に少しずつ音が出るようになってきます。Fコードとはそういうものです。

Fの必勝法は「ひたすら繰り返して慣れる」というに尽きますが、Fの出てこない曲はほとんどないのだから、曲を色々弾いているうちに自然と身についてきます。場所を覚えて、ある程度指が動くようになったら、さっさと自分の好きな曲にトライしてみてください。それこそが早く身につけるための最大のポイントです。

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