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John Tropea Band(ジョン・トロペイ・バンド)見てきました

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John Tropea Band Japan Tour 2016という名目でビルボード大阪にやってきたので、見に行きました。

メンバーは以下のようになっています。

Steve Gadd, “Blue” Lou Marini, Ronnie Cuber, Larry Farrell, Neil Jason & Rusty Cloud
with special guest Randy Brecker

長年の相棒スティーブ・ガッドに加え、強力ホーンセクション、ゲストにランディ・ブレッカーをむかえての豪華布陣。ジョン・トロペイはもともとNYのスタジオミュージシャンですが、ソロアルバムを何枚も出している超実力派のギタリストです。

白眉はスティーブ・ガッド

ホーンを従えての演奏ですが、ファンキーな16ビートスタイルというよりは、かなりキメまくっての複雑なフュージョンといった感じ。途中マーヴィン・ゲイの曲などもやっていましたが、原曲がわからないほど崩しており、ほぼオリジナルといったレベルでした。とはいえ楽曲はどれも素晴らしく、複雑ながらもストレートにカッコ良さの感じられる曲が並んでいました。

演奏的にはドラマーのスティーブ・ガッドが見事なグルーブをたたき出し、バンドを強烈に引っぱっていたのが印象的でした。ガッドは過去数回見ていますが、手数が多いやたらと派手なものばかりだったので、今回グルーヴィーなドラムがふんだんに聴けて、その真骨頂を味わえた気がします。

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ホーンセクションは見事な演奏力で鉄壁でしたが、中でもサックスのルー・マリーニの演奏は素晴らしく、見事に歌わせたり、一気に畳みかけて盛り上げたりと変幻自在の見事なテナーでした。ランディ・ブレッカーにもまったく負けてなかったですね。

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意外に音数の多いジョン・トロペイ

ジョン・トロペイをまともに見たのは初めてでしたが、スタジオミュージシャンとはいえ、さすがに自分のリーダーバンドだけあって、かなりの音数。

オクターブ奏法はジョージ・ベンソンを彷彿させるほどの速さで、その他クロマチックやコードトーンなどを駆使して、音数の割に見事に飽きさせないソロを弾き倒していました。中でも個人的に印象的だったのが、そのリズムの多彩さ。16ビートの曲が多い中、3連や6連符を非常に効果的に使い、自在に緊張感を操っていたのは、さすがにベテランの技を感じました。

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まとめ

ビルボードに行くのは去年の秋頃に行った「バーナード・パーディ&フレンズ」以来でした。その前に見に行ったライブが「ラリー・カールトン&スティーブ・ルカサー」。どちらもいまいちだったので、今回は内容が充実してて、久しぶりの良いライブでしたね。

 

 
 

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