スピッツのロビンソンを完コピしてみる

スピッツの代表曲「ロビンソン」。発表は90年代中頃。今となっては随分古い曲ですが、現在でも知名度、人気も衰えを知らず、すっかりJ-POPのスタンダードナンバーに落ち着いた感があります。これが売れていた頃僕は中3でしたが、始めたてのアコギをかき鳴らして練習していたのを覚えています。

この曲はアコギを始める方からは非常に人気があり、エレキもイントロではかなりおいしいアルペジオを弾いています。というわけで、今回は原曲から聞こえるギターを全てアコギで弾いてミックスするという、一人3重奏をやってみました。

イントロ部分のコード進行について

D – C#m – F#sus4 – F#m

というのが正しいのではないかと思います。ライヴ盤で確認してみると、Lチャンネルから聞こえるストロークがどう考えてもsus4 – mと移動しているので、恐らく間違いないでしょう。

目立つエレキギターのアルペジオにもsus4の4thの音が入っているので、それに合わせたコードになっている模様。F#mを2小節続けても良いですが、ここのsus4の響きがこの曲に相応しい気がしますね。

イントロのアルペジオ

スクリーンショット 2015-12-13 23.43.38

細かい所は動画の左上のパートを参照してもらえば良いですが、アルペジオの運指でありながらも一部分だけ動かしたりしながら音を作っています。弦が飛ぶところはできるだけ右手はアウトサイドな動きになるようにします(たとえば1弦-3弦-1弦-3弦は2弦を回り込むようにアップ-ダウン-アップ-ダウン)そうしないとあいだの弦にあたってミストーンの原因に。

フレーズはこの憂いを含んだ独特の音使いがたまりませんね。これ以上は考えられないイントロです。

ちなみに、このアルペジオ、実はサビでは似たようなのを延々繰り返しているので、かなり骨が折れます。それだけに右手の繊細の動きを練習するにはもってこいなので、活用してみてもいいかもしれません。一応、サビも載せておきます。

サビ。ポジションは違うかも。クリックで大きくなります。
サビ。ポジションは違うかも。クリックで大きくなります。

動画について

一応完コピとうたっていますが、右手から聞こえるものはBメロ以降は本来存在しません。せっかく弾いたので入れてありますが、音量はかなり控えめ。

右のギターは他にも、ラストサビのところでメロディらしきものを弾いていますが、原曲は歌声っぽい響きです。わりと目立つラインなので、ギターで弾いてみた次第。そういう意味で、本当に完コピに近いのは左のアルペジオと真ん中のストローク。右はおまけ。


 

というわけで、動画の紹介とざっくり解説でした。この曲の入ったハチミツというアルバムは中学生のころにかなり聴き漁りました。そして、今でも現役で愛聴している稀なアルバムとなっています。世代を超えて人気があるのも頷ける名曲ですね。

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