ギター講座(14) 16ビートのシンコペーション

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16ビートストロークになると、シンコペーションも細かくなります。

リズムをしっかり取るのが鍵

2,3拍目がシンコペーション
2,3拍目がシンコペーション

斉藤和義の「歩いて帰ろう」風のリズム。原曲はハイスピードな8ビートのシャッフルですが、それを16分音符で書き直したものがこれ。

このリズム、2、3拍目がシンコペーションになっています。8ビートと違うのは拍の取り方で、1拍のなかにアップが2回登場する感覚を掴むのがポイントです。拍毎に足でリズムを踏めるとベストです。

ex-ans

こんな感じで踏めるといいですね。3拍目は完全に弾いていない空振りのダウンですが、足でしっかりと拍を取れていると、崩れないリズムを演奏出来ます。逆に、右手の空振りに惑わされてリズムが取りきれないと、全体的に崩れてしまいます。

軽めのポリリズム

ex2

ユーミンの「やさしさに包まれたなら」のラストサビ前に登場するキメ部分。1〜3拍目に掛けて、16分音符3つ分の長さの音が4つ連続します。

4音/1拍 の16分ビートのなかに、3つ分の長さの音を連続して入れると、ズレていくような感覚が得られ、独特の緊張感を生み出しますが、この手のリズムのことを「ポリリズム」と言います。昔Perfumeのヒット曲でそういう名前のがありましたが、ここから来ているんでしょうね。

弾く際には、前のものと同じく、足でしっかりリズムを取りながらまずはゆっくり弾きます。慣れてきたら速くしてみてください。原曲はかなり速いので、右手は脱力しておかないと弾けないと思います。

 
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