弾き語りのすすめ(1) 初心者向けアドバイス

弾き語り…弾きながら歌うこと。アコースティックギターのもっとも基本的かつ最高の使い方の一つです。


↑弾き語りやってみてます。

弾き語りをやらない人へ

「歌が苦手」は封印する

弾き語りをやらない人のほぼ全ての人がする言い訳がこれ。でも、別に誰に聞かせるつもりで始める必要もありません。少しぐらい音を外しても気にしない。音域が高すぎたら裏声で歌っても良いし、オクターブ下げても良いのです。

声を張り上げる必要もなく、家で鼻歌程度に歌ってみるだけでも十分。もし本気で歌おうというシチュエーションになったとしても、これを常にやっていることで、いつでもちゃんとした歌に移行できます。伴奏だけをジャカジャカやってるより一緒に歌った方が楽しいに決まっています。

これの次点で、弾くのに必死で歌えない、というのもよく耳にしますが、これこそやってもいない人の言い訳です。ちゃんと練習すれば絶対にできます。

弾き語りは最高の上達法

自分で鳴らしたコードの響きを自分の耳にフィードバックし、そこからメロディを掴んで声に出す。聴いただけで複雑な過程を経る弾き語りは、音楽の上達法として最高のものです。伴奏しながら一緒に歌おうとしたら、ある程度コードの響きがしっかりし、かつリズムも一定を維持する必要があります。これは楽器を弾く上で何よりも大切なこと。これが自然に会得できるのが弾き語りです。やらない手はないですよね。

初心者向けアドバイス

ギターの演奏には余裕を持とう

まず始めにやるべき事はギターの演奏に余裕を持つこと。これに尽きます。演奏に100%の力を注いで、余力がない状態で歌える訳がありません。当たり前ですが、まず初心者の壁となるところです。

FやBmなど、初心者泣かせのコードは、左手が自然に動くまでひたすら弾きまくるしかありませんが、きちんと音が出なくても気にしないというのも大事。弾き語りはあくまで歌が主役なので、コードがちょっとぐらい綺麗に鳴っていなくても、意外と他人は気付きません。発表会などでも「全然弾けなかった…」と言ってるのが本人だけ、というのはよくある光景です。

Fコードの攻略法についてはこちらもごらんください。

ちなみに余裕がなければ右手のストロークパターンを簡単なものに変えるのもあり。下で紹介しているようなややこしいリズムが出てきた時にも有効です。

簡単なものに変えてしまうのもあり

右手の動きは規則正しく

ストロークプレイの場合ですが、右手の動きは規則正しくしましょう。いわゆるオルタネイトストローク、というものを徹底させます。これをちゃんとやらないと、歌いにくい上、リズムがよれる原因になります。ストロークの上下運動に自信がない方は下記の項もあわせてどうぞ。

ギター講座(7) 難しい8ビート・ストロークに挑戦

ギター講座(11) 16ビート・ストロークに挑戦

8ビート・シンコペーション

例えばこのようなシンコペーションが多いリズムには要注意。書いてある通り、ほとんどをアップで弾くことになります。これは意外によく見るリズムですよ!

メロディを正確に思い浮かべる

演奏が安定してきたら正確にメロディを思い浮かべます。カバーであれば、原曲のボーカルの雰囲気までも想像し切れると完璧でしょう。オリジナルの場合は自分で作ったメロディを、緻密に思い浮かべるようにしましょう。

これが出来たら、軽く歌う→本気で歌う、の順番で歌の強度を上げていきます。ギターよりも歌に力を入れられる状態が正しいわけですが、これは練習しないと難しいです。歌に意識が行きすぎて演奏が崩れないように、あくまでも演奏の上に歌を乗せていくイメージを保ちましょう。ここからは練習あるのみです!

できれば曲を覚える

コードと歌詞をできれば覚えてしまいましょう。これを覚えることで指板を見ながら弾くことができて、それだけでも初心者に有利です。この後の中級編で指摘している通り、指板を見ながらの演奏は最終的には卒業したいですが、はじめは見ずに演奏は不可能です。指だけでフレット、弦どうしの感覚を掴めるまでは、指板とにらめっこして演奏できる状態を作りましょう。ついでに、覚える経験を増やすことで、曲を覚えることが苦でなくなり、かつ早くなるという副産物も。

ちなみに、もしあなたが20代未満の若年層だとしたら、今覚えた曲はおそらく一生忘れません。今後の楽器演奏のための礎となりうるので、数多く覚えておくことをおすすめします。

上達のためには「曲数>完成度」

上達のためには何よりも曲数を増やします。一つの曲に数ヶ月も掛けても決してうまくなりません。ここは勘違いしている人が多いのですが、完成度の目安は「一曲を通して演奏できること」、これだけです。何なら一曲でなく、一番だけでも良いかもしれません。その際に多発するミスや音の出ないコードなどは、ある程度粘って無理なら諦めて次の曲へ移ってください。もちろん、複数の曲を並行して一度に練習しても構いません。

この辺りはまた別の記事で詳しく書きますが、一つの曲に固執しすぎる、真面目すぎる人ほど上達が遅くなります。欲を言えば目標は1年で20曲!がんばりましょう!

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