ギター講座(14) ハンマリング、プリング、スライド

ギター講座の第14回は特殊奏法に踏み込んでいきます。特殊とは言えよく使う奏法。しっかり覚えておくべき弾き方です。

今回はこんな譜面を題材に使ってみます。

ハンマリング・オン(hammering on)

ハンマリングはハンマー(叩く)という語源通りに、指板上を叩いて音を出す奏法。冒頭の譜面上では5f-7fのハンマリングになっています。

この場合、5フレットを人差し指で押さえ、7フレットを薬指で叩いてハンマリングしています。右手でピッキングするのは5フレットの音を出す時だけ。7フレットの音は右手でピッキングせずに左手を弦上に叩きつけることで音を出しています。右手のピッキング一回で2音分が出ます。

薬指を叩きつけた際、人差し指が指板から離れないようにします。ここはけっこう無意識に離れてしまってる人が多いです。


こんな感じから…


指を指板上に叩きつけます。

上から見るとこんな感じ。

ポイント

・指は立てて、狙った弦上をしっかり叩く
 (指が寝ていたり、まとめて複数の弦を大雑把に叩いたりしてると、音がきれいに出ません)

・指の力は軽めにしておき、スピードを付けて叩く
 (力ずくで叩くより、指をしっかり立てて、スピーディにいきましょう)

プリング・オフ(pulling off)

プリングはハンマリングの逆バージョン。譜面では7f-5fへのプリングになっていますね。

7フレットには前にハンマリングをした際の薬指が残っています。人差し指も離さずにいれば5フレット上に残っているはずです。右手でピッキングすると7フレットの音が出ますが、音を出した後に7フレットを押さえている薬指を、わずかに弦を引っかけるようにして離します。弦を引っかけることで、はじくような動きとなり、そのまま人差し指を置いている5フレットの音が出るはずです。

プリングはただ叩くだけのハンマリングや滑らせるだけのスライドと違い、引っかけながら離すという、少し複雑な動きになるので、この中でも一番難しいです。特にアコギでは中々きれいに出ないですが、下のポイントを参考に、地道に練習してください。

ポイント

・次に鳴らす場所の指をあらかじめ置いておく(この場合、5フレットの人差し指)

・指を立てて押さえておき、指先だけを軽く引っかけるイメージ(あまり強く引っかけると綺麗に音が出ず、リズムも悪くなります)

スライド(slide)

スライドはこの中で一番簡単。譜面では人差し指を使い、5f→8fへの移動になっています。

押さえている指の力を抜かずに、そのまま目指すところに滑らせて持って行きます。指は立てて弦上を押さえておくこと。あまり力を入れすぎていると滑っていかないので、音が出せる最低限の力を維持しながら滑らせる感覚です。

ポイント

・指を立てて押さえておき、途中で力が抜けないようにする
・フレットに当たって引っかかるのは弦の真上を押さえられていないから
・動いている指ではなく、目指す場所を見る(指を見ながら動かすのは、行きすぎたり行き足りなかったりする原因になります)

まとめ

最初は苦労する人が多い特殊奏法ですが、慣れてくるとさらっと出来るようになります。いずれもポイントとなるのは指を立てて指先でしっかり弦を押さえること。次回のチョーキングもですが、これが基本中の基本にして最重要項目です。

特殊奏法はエレキギターには不可欠。アコギではここで見られたような単音のメロディ弾きより、むしろコードに混ぜた使い方が多く出てきます。この辺りも後ほどの項目で取り上げます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です